腹部の痛み abdominal-pain
急性胃腸炎
acute gastroenteritis
急性胃腸炎の定義
急性胃腸炎は急に発症する下痢症状を主とする胃腸炎のことをさしています。
急性胃腸炎の原因 |
ウィルス性が最も多いのですが細菌性の場合もあります。冬季にはロタウィルス、アデノウィルス、小型球状ウィルスによる小児の症例が多く、逆に夏期は細菌性のものが多くなる傾向にあります。 |
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急性胃腸炎の症状 |
おう吐・下痢。倦怠感や発熱を伴う場合もあります。 |
急性胃腸炎の治療 |
多くの場合、絶食しながら安静にすると2−3日で改善します。 |
便秘症
constipation
便秘症とは
厳密な定義は難しいですが、数日間便通がなくなったり便通異常を感じる状態を言います。
便秘症の原因 |
腸の病気(ガン、炎症などによる狭窄)で生じる場合と腸の壁が動かなくなったり 腸の壁が痙攣して便が送られなくなった場合とがあります。 |
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便秘症の症状 |
特にない場合から下腹部痛を生じる場合まで様々です。 |
便秘症の治療 |
塩類下剤を第一に用いるが、必要に応じて刺激性下剤などを組み合わせます。高度の便秘症ではグリセリン浣腸を使用することもあります。 |
下痢症
diarrhea
下痢症の定義
1日200g以上の排便がある状態です。
下痢症の症状 |
無症状から腹痛、発熱、吐き気を伴うものまで様々です。 |
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下痢症の分類 |
持続期間により急性下痢(2週間以内)と持続性下痢(2ー4週間)及び慢性下痢(4週間以上続くもの)に分類され、さらに慢性下痢は分泌性、浸潤性、炎症性、腸管運動機能不全などに分かれます。 |
下痢症の治療方法 |
急性下痢はほとんどが自然に治癒するので、水分の補給を行います。経口摂取が難しい例では輸液も行います。 |
慢性下痢 |
分泌性下痢は絶食後も下痢が続くため、原因となる薬剤などを調べ中止することが必要です。浸潤性下痢はマグネシウムを含む胃薬やサプリメント、下剤などを摂取することにより生じます。このため絶食とこれらの摂取の中止によりおさまることが多いです。 炎症性下痢は腸管の腫瘍や潰瘍性大腸炎、クローン病などのため生じるので、これらの治療が必要です。腸管運動機能不全による下痢の代表は過敏性腸症候群で様々な刺激に対する腸管の反応異常が原因で便秘と下痢を交互に繰り返します。抗コリン薬、整腸薬、消化管運動機能改善薬などを用います。 |
胃潰瘍
gastric ulcer or stomach ulcer
胃潰瘍とは
胃は絶えず色々な攻撃を受けますが様々な防御機構を駆使することで正常の状態を保っています。この状態が破綻し、胃の表面に異常を生じたのが胃潰瘍の概念です。
胃潰瘍の定義 |
胃の粘膜の表面の深い障害、専門的には胃の粘膜下組織までの欠損と定義されます。 |
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胃潰瘍の原因 |
ピロリ菌と非ステロイド性抗炎症薬が多いですが暴飲暴食、過度のストレスも関係します。 |
胃潰瘍の症状 |
腹痛、心窩部痛。食物摂取にて痛みが悪化します。 |
胃潰瘍の検査 |
放射線検査(バリウム)、内視鏡など |
胃潰瘍の治療 |
制酸薬、H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害剤、粘膜保護薬など。ピロリ菌除去には抗生物質 |
胃潰瘍の鑑別診断と注意点 |
胃食道逆流症、ディスペプチア、十二指腸潰瘍、胃ガン他 痛みをほとんど伴わない胃潰瘍もあり、穿孔を起こして気づかれることもあります。健康診断で指摘を受けたらされたら精密検査(内視鏡検査)を受けるべきです。 |
腫瘍
tumor
腫瘍の定義
からだを構成する細胞が遺伝子の異常を起こしてその性格を変え、正常の細胞に置き換わって増殖するようになった状態。
腫瘍の種類 |
良性と悪性に分けられる。悪性はさらに上皮性(ガン)と非上皮性(肉腫)に分類されます。 |
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腫瘍の特徴 |
良性腫瘍はゆっくりと周囲を圧迫するように増殖します。悪性腫瘍は急速に浸潤しながら拡大し血管やリンパ管を通って全身に広がります。 |
腫瘍の原因 |
細胞が次の細胞に遺伝子情報を伝える時に様々な理由により間違った情報をコピーして伝えてしまう場合があり、通常はそのような細胞は除去されますが、あまりに多くの細胞でこの状況が生じると異常な細胞が残ってしまうことが起こります。この細胞の増殖が腫瘍の発生の原因となります。 |
胆石症
cholelithiasis
胆石症とは
胆石症は胆道系に固形物がある場合に症状の有無を問わず称されます。
胆石症の原因 |
胆道に細菌感染があると細菌の酵素によって胆汁が分解されビリルビンが固まって胆石を生じます。また、ある種の貧血、心臓弁置換術後および肝硬変の場合、黒色石という胆石を生じやすいです。最近ではコレステロールが過剰摂取者にコレステロール胆石が増えています。 |
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胆石症の症状 |
無症状が50−70%にものぼるとみられていますが、疼痛、発熱、黄疸が特徴です。 |
胆石症の検査 |
腹部痛を時々くりかえす時、腹部超音波エコー検査、疑いがあれば胸部X線、造影CTなどを行います |
胆石症の治療 |
無症状の場合経過観察、内服治療(胆石溶解剤)、衝撃波による破砕(ESWL)、内視鏡による除去、腹腔鏡下胆嚢摘出術、小切開胆嚢摘出術、胆嚢摘出術 |
胆石症の予防 |
コレステロールの過度の摂取を控える、暴飲暴食をしないなど |
尿路結石症
ureteral stone; ureteral calculus; ureterolith
尿路結石症の定義
腎臓から尿道までに結石が存在する状態
尿路結石症の分類 |
膀胱から上のものが上部尿路結石、下のものを下部尿路結石 |
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尿路結石症の症状 |
側腹部痛、背部痛、下腹部痛 |
尿路結石症の検査 |
腹部超音波検査、X線検査、CT検査 |
尿路結石症の治療 |
5mm未満のものは経過観察して排出されるのを待ちます。外科治療としては体外衝撃波結石破砕術(ESWL)が主流です。 |
尿路結石症の予防 |
飲水(1日1.5ℓ以上)、食事(30品目以上をバランスよく摂取)、運動を心がける。尿酸値によっては薬物療法を併用する場合もあります。 |
心筋梗塞
クリニック概要
About
- 【院名】
- 東京ビジネスパーソンズクリニック
- 【住所】
- 〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町1丁目8-3
神田91ビルデイング 1F - 【電話】
- 03-6206-4484
- 【最寄り駅】
- 神田&新日本橋駅
- 【標榜科】
- 泌尿器科・皮膚科・内科・海外渡航外来
- 【院長】
- 伊藤 諭医学博士(日本・英国)
- 【資格】
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 【所属】
- 日本内科学会、日本皮膚科学会、日本渡航医学学会、日本東洋医学会
- 【医療連携機関】
- 聖路加国際病院、社会福祉法人三井記念病院、東京逓信病院
泌尿器科・皮膚科・内科
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