泌尿器科 urology
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泌尿器科疾患の概略
膀胱炎
原因:尿道口から細菌が逆流性に上行し、膀胱で増殖した状態です。
症状:頻尿、排尿痛、尿混濁、残尿感、血尿などが起こります。
検査:尿の検査で白血球が増えていたり、赤血球が混じっていたりします。
治療:尿検査と細菌感受性検査を行いつつ、同時に抗生物質を服用します。耐性菌が多いため、一つの抗生物質で効果のない場合、検査結果を元に別の抗生剤の投与を行います。
尿道炎
原因:淋菌やクラミジア菌の性交渉による感染です。
症状:排尿時に痛みや違和感が生じ、同時に膿を排出します。性交後の短い期間に起きることが多いですが、女性では男性よりも症状が軽度で感染に気付ないことも多いです。咽頭部に菌が潜在していてオーラルセックスで感染する患者さんも増えてきています。
検査:尿のPCR検査を行い、感染がないかどうか調べます。
治療:抗生物質を用いますが、近年耐性菌が増加しており、治療に詳しい医師に相談してください。
頻尿
原因:膀胱・尿道の異常が主な原因になります。膀胱炎や尿道炎以外にトイレに行くことを我慢しがちな人に生じる過活動膀胱(OAB)でも頻尿が生じます。
症状:トイレに頻回に行きたくなる状態です。1日に8回以上と定義されています。
検査:原因により検査を進めていきます。
治療:OABは行動療法と薬物療法を行います。そのほかの場合は原因疾患を治療します。
尿路結石
原因:尿成分の小さな結晶が生じ、それらが尿路内で塊を作ることで生じます。
症状:腰部の疝痛、血尿などです。
検査:画像検査、尿検査、採血などを行い確定します。
治療:鎮痛剤で疼痛を和らげ自然排石を待ちます。大きいものは超音波で砕いたり内視鏡手術で除去します。
尿閉
原因:尿道狭窄や前立腺肥大のため膀胱からの排尿がスムーズにいかずに膀胱内に尿が溜まってしまう状態、早急の導尿が必要です。
症状:尿が出にくくなり下腹部に圧迫感が生じます。
検査:前立腺肥大の疑いのある場合は直腸指診、超音波エコーなどを行います。
治療:まずは導尿を行い、残尿を排出します。その後原因疾患の治療を行います。
血尿
原因:腎臓や尿道、膀胱のけが、膀胱炎や尿道炎、膀胱癌ができた時などにみられます。
症状:尿に血液が混じって出てくる状態です。
検査:尿検査の他、画像検査、血液検査などを行い原因を探します。
治療:原因に即して行われます。
蛋白尿
原因:腎前性、腎後性、腎性の3つのタイプに分けられます。腎前性とは血液中に異常なタンパク質が増え、腎臓が濾しきれなくなって尿中に溢れて出てきた場合です。横紋筋融解症や溶血性貧血の時などにみられます。腎後性とは尿路、膀胱及び尿管の異常(腫瘍とか結石)のため蛋白尿が出る状態です。多くの蛋白尿は腎性で、その中でも生理的蛋白尿、すなわち激しい運動後や発熱後などに出やすいです。
症状:特にありません。
検査:尿検査、血液検査を行います。
治療:原因疾患の治療を行います。
梅毒
原因:スピロヘータという菌に接触することで感染します。
症状:感染時は無症状です。その後2週間前後に接触し感染した部位に異常が起こりますがしばらく放置すると自然に消えてしまいます。さらに1ヶ月から3ヶ月経つと手のひらなどに赤い発疹が生じます。やはりこの発疹も数週間くらいで消退し、その後は目に見える症状は起こりませんが、内臓では静かに症状が進んでいます。数年後には大動脈瘤や神経梅毒が出て死に至ることもあります。
検査:血液検査にてTPHA法, STS法を用いて判定します。注意しなければならないのは感染早期にはいずれの方法でも陰性で、感染後4週間前後からSTS法で陽性、6週間前後でTPHA法で陽性になることです。治療後はSTS法では陰性になり、治癒の指標となりますが、TPHA法では陰性にはなりません。STS法では膠原病、麻疹、水痘、妊娠、麻薬中毒など梅毒と関係ない人でも陽性になることがあるためTPHA法と組み合わせて判定します。
治療:ペニシリン系の抗生物質を使います。ペニシリンアレルギーのある人ではミノサイクリンやドキシサイクリンを使います。
淋病
原因:淋菌の性交渉による接触感染です。
症状:排尿時の違和感、排尿痛、尿からの排膿などです。
検査:尿をPCR法などで確認します。
治療:抗生剤の投与を行いますが、耐性菌が多いため、治療に慣れている医師に相談してください。
尖圭コンジローマ
原因:ヒト乳頭腫ウィルスの性交渉時の接触感染です。
症状:性交後数週間後から数ヶ月後に外陰部、会陰部、肛門周囲などにイボ状の発疹が出現、拡大します。
検査:医師の視診によります。
治療:液体窒素による焼灼法、抗ウィルスクリームの塗布、レーザーによる焼灼などです。
予後:治療により視診上消失してもおよそ4分の1は再発してきますので注意が必要です。
膀胱癌
原因:膀胱の内面を覆っている移行上皮という細胞の悪性化。誘因として喫煙があり、他にアニリンなどの芳香族アミンへの職業的暴露歴があげられます。
症状:血尿や頻尿、排尿痛、残尿感などの症状が生じることもありますが、無症状のことも多いです。
検査:尿中の細胞検査(細胞診)、尿路造影、膀胱鏡検査、CT
治療:癌の進展度によって異なります。軽い場合は尿道からカテーテルを入れて癌組織を切除し、その後再発を防ぐため抗がん剤などを注入します。重い場合は膀胱を切除したり化学療法を行ったりします。
クリニック概要
- 【院名】
- 東京ビジネスパーソンズクリニック
- 【住所】
- 〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町1丁目8-3
神田91ビルデイング 1F - 【電話】
- 03-6206-4484
- 【最寄り駅】
- 神田&新日本橋駅
- 【標榜科】
- 泌尿器科・皮膚科・内科・海外渡航外来
- 【院長】
- 伊藤 諭医学博士(日本・英国)
- 【資格】
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 【所属】
- 日本内科学会、日本皮膚科学会、日本渡航医学学会、日本東洋医学会
- 【医療連携機関】
- 聖路加国際病院、社会福祉法人三井記念病院、東京逓信病院
泌尿器科・皮膚科・内科
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