感染症を疑われる下痢 infectious-diarrhea
細菌感染による下痢
細菌感染による下痢とは
下痢症を起こす細菌にはいくつか種類があります。菌自体が増えることで下痢を起こすものと菌が産生する毒素によって起きる場合です。
細菌感染による下痢の原因 |
発症まで時間が短いのはブドウ球菌、ウェルシュ菌、腸炎ビブリオ、ボツリヌス菌、一方長いのはサルモネラ、カンピロバクターなどです。 |
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細菌感染による下痢の症状 |
悪心、呕吐のほか下痢・血便・腹痛などを生じます。毒素による症状も起こします。 |
細菌感染による下痢の治療 |
原則は水分補給ですが整腸剤を補助的に用います。原因菌によっては抗生物質、抗毒素を使用します。 |
細菌感染による下痢の注意点 |
感染した菌や体調によって症状の重さが異なります。ひどい下痢や腹痛、血便などが生じた場合直ちに医師に相談してください。 |
ウイルス性感染による下痢
ウイルス性感染による下痢とは
成人の下痢症は主にノロウィルスで生じます。
ウィルス性感染による下痢の原因 |
ノロウィルスが付着した食物を摂取することで発症します。感染性が強いので感染者の吐瀉物や糞便の乾燥した飛沫からも感染します。 |
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ウィルス性感染による下痢の症状 |
悪心、呕吐、腹痛、下痢などです。 |
ウィルス性感染による下痢の検査 |
便からRT-PCRという遺伝子検査で行います。 |
ウィルス性感染による下痢の治療 |
抗ウィルス剤はないため対症療法になります。常温のイオン飲料や生理食塩水で水分補給を行ってください。 |
ウィルス性感染による下痢の注意点 |
通常のウィルス感染は数百万のウィルスが感染して症状がでますがノロウィルスはわずか数10個でも感染します。感染を防ぐためには物理的な除菌、すなわち手洗いが最も有効です。 |
寄生虫感染による下痢症
寄生虫感染による下痢症とは
上下水道の完備により日本ではほとんどみられなくなっていましたが、近年企業の海外進出などに伴い帰国後に下痢が続き発見されることがあります。
寄生虫感染による下痢の原因 |
様々な寄生虫が起こしますが、頻度の高いものとしてはランブル鞭毛虫とアメーバ赤痢です。いずれも汚染された食物や水の摂取で生じます。 |
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寄生虫感染による下痢の症状 |
長期間下痢や腹痛が続きます。アメーバ赤痢の場合は血便を伴います。 |
寄生虫感染による下痢の検査 |
便の中の虫卵を探します。 |
寄生虫感染による下痢の治療 |
メトロニダゾールという抗原虫薬を用います。 |
寄生虫感染による下痢の注意点 |
特に出張で途上国の地方都市などで生水をのむと起こりやすくなります。帰国後1−3週間後の突然の悪臭の強い下痢、もしくは血便を伴う激しい腹痛が続く場合、上記の寄生虫症が疑われます。 |
クリニック概要
About
- 【院名】
- 東京ビジネスパーソンズクリニック
- 【住所】
- 〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町1丁目8-3
神田91ビルデイング 1F - 【電話】
- 03-6206-4484
- 【最寄り駅】
- 神田&新日本橋駅
- 【標榜科】
- 泌尿器科・皮膚科・内科・海外渡航外来
- 【院長】
- 伊藤 諭医学博士(日本・英国)
- 【資格】
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 【所属】
- 日本内科学会、日本皮膚科学会、日本渡航医学学会、日本東洋医学会
- 【医療連携機関】
- 聖路加国際病院、社会福祉法人三井記念病院、東京逓信病院
泌尿器科・皮膚科・内科
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